ジェルネイルの資格は開業に必要って本当?学び方や試験勉強方法も解説!
昔はネイルの資格と言えば「ネイリスト検定」だったけど、2010年にできた「ジェルネイル技能検定」という資格が主流になりつつあります。
ネイリスト検定ができた当初はまだジェルネイルというものが無かったので、あとからジェルネイルに特化した資格として作られたんですよね。
なんと今では全国のネイルサロンのメニューの60%以上がジェルネイルと言われるほどメジャーに!
私はずっとセルフでネイルを楽しんでいますが、友人がジェルネイル技能検定を受験し、その時にモデルを務めた経験があります。
自宅サロンの開業を夢見て取得を目指していた彼女。
私はモデルとして手伝いながらずっと試験勉強の様子を見てきて、試験当日はもちろん一緒に参戦しました!
- ジェルネイル技能検定の学び方
- スクール料金の比較
- 開業に資格は必要?
といった、これからジェルネイルの資格を取ろうとしている人や自宅サロンを開きたい人に役立てばと思い、内容をまとめてみました。
ジェルネイルの資格とは?
最初にも少しふれましたが、2010年にNPO法人日本ネイリスト協会(JNA)から「ジェルネイル技能検定」という資格がスタートしました。
このジェルネイルの資格は、ジェルネイルを施術するために必要な理論と安心できる技術の証となります。
とはいえ国家資格ではないので、資格を取得していないからと言って施術をしてはダメということはありません。
それでも専門機関による認定証となるため、このジェルネイル技能検定はすでに全国で10万人以上の人が取得しているとのこと!
ネイルサロンのメニューの60%以上がジェルネイルとも言われている時代なので、これからネイリストになりたい人や、ネイルサロンで働きたい人は取得しておくと有利ですよね。
実は受験者数だけで言えば、ネイリスト検定のほうが多いです。
ネイリスト検定の試験内容にはジェルネイルが入っていないですが、ネイルサロンの応募条件にネイリスト検定保持を求められることが多いのも事実。
ネイルの資格って本当にいろいろあるんですよ〜!
ネイリストや開業を目指すなら資格の種類はぜひ知っておいてくださいね。
関連記事ネイルの資格の種類ってこんなにあった!1番受講者が多いのはどれ?
ジェルネイルの資格があれば開業できる?
結論から言って、開業は可能です!
ぶっちゃけジェルネイルの資格がなくても開業はできます。なぜならネイルの資格は国家資格ではないから。
ただしネイルサロンへの集客に「資格所持者」が有利に働くことは、簡単に想像ができると思います。
もちろんアートやセンスに自信があるなら資格の有無は最終的に関係ないと思いますが、やはりお客様を施術するうえで、ケアの技術や知識、衛生管理はものすごく重要になってきます。
ネイリストで活動するとなれば、アートだけでなく爪のトラブルにも対応していかないといけません。
このためケアや衛生管理についても学ぶ「ジェルネイル技能検定初級」や「ネイリスト検定3級」は最低でも取得しておきたいですね。
要は技術と知識があれば、資格に関係なくネイリストとしてしっかり稼ぐことだって可能!
ネイルサロンを開業している友人の実例とともに、気になるネイリストの収入事情をお話ししています↓
関連記事ネイリストの気になる収入事情!ピンからキリまで赤裸々解剖
ジェルネイルの資格の学び方
では資格の学び方について。ここでは友人が取得したジェルネイル技能検定初級にしぼって解説します。
独学で取得できる?
答えとしてはイエス!
独学でも取得できるとは思いますが、かなり難易度が上がるのは間違いありません。
まずジェルネイル技能検定の試験内容を見てみましょう。
【 実技試験 】
<第1課題(35分)>
(両手10本)ネイルケア(手指消毒、ポリッシュオフ、ファイリング、キューティクルクリーンまで)<インターバル(5分)>第1課題の片付け、第2課題の準備等
<第2課題(60分)>
(左手5本)ポリッシュカラーリング(赤)
(右手5本)ジェルカラーリング(赤)
(右手中指)ジェルアート…ジェルカラーリングの赤に映えるジェルアート(ピーコック)を施す【 筆記試験(30分)】
・ネイルに関する基礎知識;衛生と消毒、爪の構造(皮膚科学)、爪の病気とトラブル(爪の生理解剖学)、ネイルケアの手順など
・ジェルネイルに関する基礎知識引用:JNA公式サイト
どうですか?
独学でできそうですか??
ちょっと余談になるけど、ジェルネイル検定のほうの合格率は公式に出ていないので、ネイリスト検定の合格率で仮説を立ててみたいと思います。
JNECが公式に発表しているネイリスト検定3級の合格率は84.17%(2019年までの累計)。この受験者のなかには完全に独学の人もいるでしょう。
そして最大手の通信講座「たのまな」は、ネイリスト検定3級の合格率が97.9%と発表しています。
たのまなとはヒューマンアカデミーの通信講座で、学び方はDVDとテキストで自分で学びながら、実技は認定講師による添削が6回付いています。
JNEC公式と通信生の合格の違いを「添削があるかないか」と考えると、やはり独学だと合格率が下がると言えそうですね。
ジェルネイル検定3級の合格率 | ||
JNEC公式 | 84.17% | 独学者含む |
たのまな | 97.9% | 受講/添削済み |
じゃあジェルネイル検定初級の場合。一応ちまたでは合格率は70%と言われています。
同じ合格率の比率で考えると、添削をしてもらっても合格率は81.4%となるので、やはり独学は無理ではないけど、さらに難しいと言えそう。
独学って「誰にも指導・添削されずに1人で勉強する」という意味です。
おそらく筆記試験は独学でも大丈夫だと思いますが、やはり実技試験のほうは添削がないと自分では完璧で納得の仕上がりだとしても、それが本当に正解かどうかは気がつきにくいというデメリットがあるでしょうね。
勉強方法
ジェルネイル検定の試験内容は「実技試験」と「筆記試験」があることが分かりました。
筆記はともかく、実技試験はひたすら練習あるのみ!
試験会場に、自分でハンドモデルを連れて行く必要があります。今回私はそのモデルとして参戦してきました(こんな私の手ですまぬw)
慣れた手のほうがいいとのことので、練習にはずっと付き合いましたよ〜!
彼女はすでにネイリスト検定を持っていましたが、それでも検定を取ったスクールで添削してもらっていました。
ネイル道具も一式持っていたので、すぐ練習をスタートできたようですが、これからジェルネイル検定を取る!って人は、スクールや通信講座で道具もすべて揃ったコースを受講するといいと思います。
スクール料金の目安と比較
ジェルネイルの資格取得に向けて、考えられるのが次の3パターン。
試験指定の道具を持ってなくて、通学または添削なしでの受験はあまり現実的でないので省略。
- 道具を持ってない+通学で学ぶ
- 道具を持ってない+通信で学ぶ(通学して添削あり)
- 試験指定の道具を持ってる+通信(添削なし)
この1〜3の条件で、大手の学ぶ系スクールで比較してみました。
スクール名 | 期間 | 料金 | 通学 |
1.ヒューマンアカデミー | 通学40h | 364,000円 | 16回 |
2.たのまな | 18ヶ月 | 178,500円 | 6回 |
3.ミルーム | なし | 2,480円〜(月額) | なし |
※ヒューマンアカデミーは道具などの教材費100,000円を入れていますが、もし手持ちがあれば再購入の必要はありません。(その他入会金等別途)
ぱっと見ミルームが安そうですが、これは道具は一切なしです。先生が選んだキットを別料金で購入可能するシステムになっています。
またカリキュラムは5回の動画で構成されていて対面での添削指導はないため、完全なる初心者は難しそうな印象。質問はできるようですけどね。
ヒューマンアカデミーは通学による勉強ということで、やっぱり料金は1番高くなります。
⇒プロのネイリストになる!ヒューマンアカデミーのネイル講座
となると、たのまなは基本自分で勉強を進めて、先生に直接添削してもらうスタイルがコスパは良さそう!
やっぱり比較してみて選ぶ人が多いからか、最近ではインスタグラムでもたのまなの通信生を良く見かけるようになりました。
実際に「#たのまな通信生と繋がりたい」というハッシュタグも存在し、現在すでに1,000件以上投稿があります。人気の高さがうかがえますね〜
たのまなは資料がタダでもらえるので、まずはじっくり読んでみるといいかも!
ジェルネイルの資格まとめ
各都市ごとに街のネイルサロンがスクールを持っていることもあるので、お住まいの地域のスクールを調べてみるのもいいですね。
ジェルネイルの資格についてまとめるとこんな感じです。
- 取得は独学でも可能だけど難易度が上がる
- 完全なネイル初心者は、道具・添削ありのスタイルを選ぶのが安心
- 自宅サロンの開業にネイルの資格は必須ではない
ちなみに私の友人は無事にジェルネイル検定に合格しました!
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開業が夢でしたが結婚・出産をきっかけに今はネイルサロンで勤務しています。子育てが落ち着いたら開業するみたいですよ〜
今回はジェルネイル検定をメインにまとめましたが、ほかのネイリスト検定の取得方法や現役ネイリストが求める人材についてもまとめています。
こっちもぜひ読んでみてね!
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